大島城(おおしまじょう)は、長野県下伊那郡大鹿村鹿塩にあった日本の城。別名・城山。なお、同じ下伊那郡の松川町にある大島城とはまったく別の山城である。

概要

小渋川の支流・鹿塩川の左岸に面した、標高830メートルほどの峰(城山)頂部にある。

峰は両側を谷に切られて北西に突き出した細長い稜線で、稜線付け根に両側から竪堀を入れて土橋とし、要害性を高めている。城域内も稜線に堀切を設けて3区画ほどの曲輪を造り出している。

史料にまったく見られず、築城年代や城主が不明の城跡だが、飯田市美術博物館分館・飯田市上郷考古博物館によると、南北朝時代の城郭とされている。

脚注

参考文献

  • 宮坂武男 『信濃の山城と館⑥ 諏訪・下伊那編』p.454 戎光祥出版、2013年

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