ウェッツェル郡(英: Wetzel County)は、アメリカ合衆国ウェストバージニア州の北部に位置する郡である。2010年国勢調査での人口は16,583人であり、2000年の17,693人から6.3%減少した。郡庁所在地はニューマーティンズビル市(人口5,366人)であり、同郡で人口最大の都市でもある。ウェッツェル郡の北側郡境がメイソン=ディクソン線に一致している。ウェッツェル郡は1846年に設立され、郡名は有名なフロンティア開拓者のインディアンだったルイス・ウェッツェルに因んで名付けられた。
地理
アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は361平方マイル (936 km2)であり、このうち陸地359平方マイル (930 km2)、水域は2平方マイル (6 km2)で水域率は0.59%である。
主要高規格道路
- アメリカ国道250号線
- ウェストバージニア州道2号線
- ウェストバージニア州道7号線
- ウェストバージニア州道180号線
- ウェストバージニア州道20号線
- ウェストバージニア州道69号線
隣接する郡
- マーシャル郡 - 北
- グリーン郡 (ペンシルベニア州) - 北東
- モノンガリア郡、マリオン郡 - 東
- ハリソン郡 - 南東
- ドッドリッジ郡 - 南
- タイラー郡 - 南西
- モンロー郡 (オハイオ州) - 西
国立保護地域
- オハイオ川諸島国立野生生物保護区(部分)
人口動態
以下は2000年の国勢調査による人口統計データである。
地元の伝承
19世紀の半ばから後半、伝説のジェイムズ・ギャングに似た1集団がジェニングス・ギャングと呼ばれて存在していた。このギャングには多くの強盗や殺人が結びつけられている。ターパンリッジに近いドゥーリンラン水源近くに居たと言われている。彼等が居た家には逃亡用のトンネルがあり、何度か逮捕を免れるために使われた。「レッドマン」と呼ばれる地元民集団がこの家でギャングを追いつめ、多くの者が殺された。その詳細は1900年頃に書かれたウェッツェル郡史に詳しい。
郡内最古の油井はドゥーリンランに近いロングラン沿いで掘削されたものであり、深さは360フィート (110 m) に達していた。
ウェッツェル郡には石油とガスを生産した長い歴史がある。19世紀の石油ブームでは、プロクター・クリーク流域に、数多い木樵や油田労働者を収容するために12の酒場と多くの宿泊所があったと報告されている。
都市と町
法人化市と町
次のリストは郡内の未編入町であるが、これで全てではない。
未編入の町
脚注
外部リンク




