グローマ(ラテン語: GromaまたはGruma)は、古代ローマの測量機器。

概要

グローマには垂直の棒の腕木があり、それが張り出し棚を支えていた。張り出し棚から桟が直角に固定され、桟の末端には下げ振り糸が吊るされた。グローマは直線と直角の測量に使われ、応用として長方形と正方形の測量にも使われた。

測量機器のグローマはメソポタミアで発明され、紀元前4世紀ごろギリシャに輸入され、さらにエトルリア人からcranemaferramentumといった名前でローマに輸入された可能性がある。

他のグローマ

グローマは他には下記のことも指す。

  • 新しい軍営の中心。その中心点がグローマで測量されることによる。
  • 新しい町の中心。グローマティキ(古代ローマの測量師)がそこから鋤と牛2頭を使ってカルド・マクシムスを掘り始めることから。

脚注

外部リンク

  • BBC: h2g2: The Groma: The Tool That Built An Empire
  • University of Arizona – Corinth Computer Project

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