アードゥルナルセ(ペルシア語: آذرنرسه)は、サーサーン朝の第9代君主(在位:309年)。ホルミズド2世の息子。父の死後に数か月間統治したが、殺害された。殺害の理由について、貴族とゾロアスター教の聖職者が権力奪取をもくろんだため、アードゥルナルセを殺害、その弟1人を盲目にして、別の弟に逃亡を強いたという説がある。別の説では暴君だったため殺害されたという。後継者はアードゥルナルセが殺害された時点でまだ生まれていない弟シャープール2世だった。
脚注
参考文献
- Pourshariati, Parvaneh (2008). Decline and Fall of the Sasanian Empire: The Sasanian-Parthian Confederacy and the Arab Conquest of Iran. London and New York: I.B. Tauris. ISBN 978-1-84511-645-3。
- Shapur Shahbazi, A. (2005). "SASANIAN DYNASTY". Encyclopaedia Iranica, Online Edition. 2014年3月30日閲覧。
- Tafazzoli, Ahmad [in 英語] (1983). "ĀDUR NARSEH". Encyclopaedia Iranica, Vol. I, Fasc. 5. p. 477.




