香取駅(かとりえき)は、千葉県香取市津宮(つのみや)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。

乗り入れ路線

成田線を所属線としており、鹿島線を加えた2路線が乗り入れている。当駅は線路名称上での鹿島線の起点駅であるが、鹿島線列車は全て成田線を通じて佐原駅へ乗入れており、一部はさらに先の成田駅・千葉駅方面へ直通する。

歴史

  • 1931年(昭和6年)11月10日:鉄道省の駅として開設。旅客・貨物取扱。
  • 1961年(昭和36年)11月1日:貨物取扱廃止。
  • 1970年(昭和45年)
    • 7月1日:無人駅化。荷物扱い廃止。
    • 8月20日:鹿島線が開業。
  • 1986年(昭和61年)頃:木造駅舎が解体され有蓋車転用駅舎となる。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
  • 2007年(平成19年)12月24日:新駅舎完成。
  • 2009年(平成21年)3月14日:成田線でICカード「Suica」の利用が可能となる。東京近郊区間に組込まれる。
  • 2020年(令和2年)3月14日:鹿島線でICカード「Suica」の利用が可能となる。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅である。以前は3番線もあったが、その後保線用施設に転用されて乗降は出来ない。ホームは嵩上げされていない。2つのホームは跨線橋で結ばれる。当駅 - 十二橋駅間に利根川橋梁がある。長大な橋梁であり強風の影響を受けやすく、しばしば速度規制や運転中止になる。

成田統括センター(佐原駅)管理の無人駅。但し、成田線・鹿島線の分岐駅であるため、稀に他駅から派遣された駅員が特別改札業務を行う時がある。乗車駅証明書発行機・簡易Suica改札機が設置されている。

駅舎は香取神宮をイメージして2007年(平成19年)12月に建て替えられた。以前の駅舎は有蓋貨車を改造したものであった。

のりば

(出典:JR東日本:駅構内図)

  • 行き違いをしない列車は1番線を使用する。
  • 停車列車同士の行違いは、下りは1番線、上りは2番線に入線する。
  • 停車列車と通過列車が行違う場合は、2番線を停車列車が使用する。
  • 1線スルー構造となっており、主本線を発着する場合は通過が可能。
  • 非常時には列車が当駅にて折返しを行う場合がある。

* 参考資料:「JR東日本全線【決定版】鉄道地図帳」 第4巻 「水戸・千葉支社管内編」 『学研』 2010年3月

利用状況

2006年(平成18年)度の1日平均乗車人員は232人である。

千葉県統計年鑑によると、近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。

駅周辺

駅名は市名の「香取」であるが、香取市の中心駅は隣の佐原駅である。北側へ約500m進むと利根川(右岸)が流れている。

  • 国道356号(利根水郷ライン)
  • 千葉県道253号香取津之宮線
  • 津宮郵便局
  • 香取市立香取中学校
  • 香取市立津宮小学校
  • 津宮鳥居河岸
  • 津宮古墳群
  • 神道山古墳群
  • 久保木竹窓遺跡
  • 津宮村道路元標
  • 三井コレクション・ミュージアム(アーリーノリタケ磁器博物館)
  • コメリハード&グリーン津宮店
  • 香取神宮 - 徒歩約25分。バス等の公共交通機関は正月三が日を除いて佐原駅より運行する。
  • 千葉交通「香取駅」停留所

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
■成田線
佐原駅 - 香取駅 - 水郷駅
■鹿島線(佐原駅 - 当駅間は成田線)
佐原駅 - 香取駅 - 十二橋駅

脚注

注釈

出典

利用状況に関する資料

千葉県統計年鑑

関連項目

  • 日本の鉄道駅一覧

外部リンク

  • 駅の情報(香取駅):JR東日本

香取

成田線・香取駅-さいきの駅舎訪問

香取駅周辺の紹介 写真17枚 千葉県香取市

香取駅周辺の紹介 写真17枚 千葉県香取市

香取